私たちは、日本の音楽の最前線で、日本人が創った音楽作品のレコーディングをし、その作曲家のほとばしる情熱を映像に捕らえ、その作品を楽譜に定着させてきました。また、それらの作品を演奏する小学生から社会人までのアマチュア演奏家たちの音楽表現をレコーディングし、その情熱を映像に記録してきました。
およそ35年前、初めて外国の音楽事情を取材するためにアメリカ合衆国のシカゴを訪れた時、見るもの聞くもの全てが真新しくて斬新であると感じるのと同時に日本の中に何か私たちの伝えるべきものが必ずあるという確信に近いものを感じました。
機会があって私たちは、30年ほど前から世界中の人々に日本人の音楽作品を発表し日本人の演奏を発表し始めました。初め「我々は、全てを持っているので日本から得られるべきものは何もない」と言っていた外国の人々に、今変化の兆しが見えるようになりました。やっと日本の作品が、演奏が認められるようになってきたのです。初めて真の相互交流が始まる時代が訪れようとしていることを感じております。
私たちは、世界中の人々が、人種、心情、宗教そして国境を越えて音楽を通じて平和であるよう、また、送り手と受け手の間に立ち、人々の交流が円滑になるように勤めることを目指しております。
― 会長 村上 健
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