第53回 全国小学校国語教育研究大会/広島大会
写真提供:公益財団法人広島観光コンベンションビューロー
第53回全国小学校国語教育研究大会広島大会の実りを全国の子どもたちへ
去る11月16日・17日、多くの皆様方のご支援により、本大会の対面開催を無事に実施することができました。4年ぶりの対面による開催は、私たちに大きな成果と課題という実りをもたらしました。実施については、私ども関係者も正直なところ期待半分、不安半分でしたが、ご参加くださった大勢の方々のひたむきで熱心な討論や力強いご助力のおかげで、「広島に来て良かった」「足を運んだ甲斐があった」など、心温まるお言葉をたくさんいただいております。
ご講演をいただいた、作家 朽木祥先生、慶應義塾大学教授 今井むつみ先生、文部科学省調査官 大塚健太郎先生をはじめ、ご指導・ご講話をくださった、広島大学教授 難波博孝先生、間瀬茂夫先生のお力添えは申し上げるまでもなく、参観者の皆様から大変ご好評をいただきました。
この成果と課題の実りを余すところなく皆様にお届けするために、計画どおり12月18日(月)から大会の内容を動画にまとめ、配信いたします。大会当日の様子をできるだけそのまま味わっていただけるよう、編集・調整するなど、できるかぎりの準備に取り組みました。
対面開催にご参加くださった皆様には、改めて講演や講話、各授業実践、提案発表をふりかえっていただくことで、新たなお気付きやご感想が生まれることを期待しております。
対面開催に参加されなかった皆様、是非このオンデマンド配信にご参加いただきたく存じます。対面参加された方々と同じ学びの土俵に立つことで、実践や提案についての考察を深める場としてください。それを、それぞれの学校や教育の現場で活用していただくことで、更に新たな実践や研究が生まれることを願っております。
広島大会の実りを全国の子どもたちへ。
ひとりでも多くの方が、このオンデマンド配信にご参加くださることを期待しています。
改めて「広島」を見て、味わい、学び、高め合う大会を一緒に創りましょう。
そして、この実りをできるだけ多くの子どもたちに還元してくださいますよう、心よりお願い申し上げます。
記念講演1 | 文部科学省 初等中等教育局 教育課程課 教科調査官 | 大塚 健太郎 先生(全体会場) |
記念講演2 | 慶応義塾大学教授 | 今井 むつみ 先生(白島小学校) |
作家 | 朽木 祥 先生(本川小学校) | |
大学教授講話 | 広島大学大学院教授 | 間瀬 茂夫 先生(白島小学校) |
広島大学大学院教授 | 難波 博孝 先生(本川小学校) |
【開催期間】
令和5年12月18日(月) ~ 令和6年1月31日(水)
【申込期間】
令和5年12月1日(金)10:00 ~ 令和6年1月26日(金)16:00
プログラム及び対面開催時の概要は下記よりご確認ください。
第1日 全体会会場 JMSアステールプラザ
広島市の中心、シンボルでもある平和記念公園から南へ400m。本川の畔に建つ公共施設である(道路を挟んで北に「広島文化学園HBGホール」が隣接しています。ご注意ください)。
※第1日全体会へは公共交通機関をご利用ください。
第2日 広島市立白島小学校
本校には国際交流教室が設置されており、広島市の中でも特に多様な言語を母語とし、あるいは話す児童が多い。児童にとっては異言語・異文化コミュニケーションの機会が日常的な環境であり、正に広島市が標榜する「国際平和文化都市」の「国際文化」のモデルたる実践を進めている学校である。
→令和5年度白島小学校要覧はこちら
第2日 広島市立本川小学校
本校は平和記念公園に隣接した学校であり、川を挟んで原爆ドームと対峙している。校内には被爆遺構や資料館もあり、平和教育には特に力を入れている。平和の尊さを理解し、発信する責務を自覚して行動化する意識や知識、さらに明確な考えをもつことができるよう取組を進めている。正に広島市が標榜する「国際平和文化都市」の「平和文化」のモデルたる実践を進めている学校である。
→令和5年度本川小学校要覧はこちら
12:30~ | 理事受付開始 |
13:00~14:00 | 理事会 |
13:45 | 一般受付開始 |
15:05~15:25 | 基調提案 |
15:25~16:30 | 講師紹介 記念講演1 |
16:30~16:40 | 謝辞 挨拶 |
8:30~ | 受付開始 |
9:00~9:10 | 主題説明 |
9:10~9:40 | 学校紹介 |
9:50~10:35 | 公開授業 |
10:50~11:35 | 授業協議会 |
11:45~12:40 | 実践提案分科会 |
12:40~13:30 | 昼食 |
13:30~14:30 | 講師紹介 大学教授指導講話 謝辞 |
14:35~16:10 | 講師紹介 記念講演2 謝辞 |
16:10~16:20 | 休憩 |
16:20~16:35 | 閉会行事 |
今井 むつみ
慶應義塾大学環境情報学部教授。Ph. D.(ノースウェスタン大学,1994年)。
専門分野は認知科学、特に認知心理学、発達心理学、言語心理学。
著書は『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(中公新書,本年5月24日刊行)、『算数文章題が解けない子どもたちーことば、思考の力と学力不振』(岩波書店)、『英語独習法』(岩波新書)、国際認知科学会名誉会員(アジア初)、『学びとは何か― <探究人>になるために』(岩波新書)など多数(小学校や高校の複数の国語教科書に掲載)。
現在、学力不振で苦しむ子どもたちの学力困難の原因を見える化するための「ことばのたつじん」「かず、かんがえるたつじん」(小学生版,中学生版)の開発に従事。
朽木 祥
作家。広島出身。被爆2世。デビュー作『かはたれ』(福音館書店)で児童文芸新人賞、日本児童文学者協会新人賞、産経児童出版文化賞受賞。その後『彼岸花はきつねのかんざし』(学習研究社)で日本児童文芸家協会賞受賞。『風の靴』(講談社)で産経児童出版文化賞大賞受賞。『光のうつしえ』(講談社)で小学館児童出版文化賞ほか受賞)。『あひるの手紙』(佼成出版社)で日本児童文学者協会賞受賞。近年では、『光のうつしえ』(講談社)が米国最大手ペンギンランダムハウス社から英訳刊行、アメリカでベストブックス2021に選定され、アラブ首長国連邦やドイツで開催される児童書フェアに招聘されるなど、海外での評価も高まっている。
2023年新刊『かげふみ』所収の「たずねびと」は光村図書国語教科書(小学校五年)に書き下ろされた作品。
【対面参加】チケット申し込み期間:7/31(月)~9/30(土)
【対面参加】延長申し込み期間:10/2(月)~10/20(金)
広島市立矢賀小学校/校長 村中 真由美
広島市東区矢賀二丁目10-67
電話:(082-281-5347)
FAX:(082-288-5224)
メール:muranaka-ma94@e.city.hiroshima.jp
広島市立古田小学校 横山 隼人(事務局幹事)
広島市西区古江西町18-43
電話:(082-271-5204)
FAX:(082-271-5954)
メール:yokoyama71@e.city.hiroshima.jp
ブレーン株式会社
広島市西区南観音三丁目10-30
電話:(082-293-9108)
FAX:(082-293-9144)
メール:kokugoken2023@brain-music.com